GSユアサが100周年を迎えます

     

    私達、ミカド電装商事は、蓄電池設備や電源システムで東北七県をカバーするGSユアサの正規代理店です。このたびGSユアサ社が設立100周年を迎えたことを機に歴史を簡単に振り返ってみました。

    GSユアサ社は、旧日本電池と旧ユアサコーポレーションが2004年に経営統合して誕生した会社です。日本電池の設立は1917年、ユアサコーポレーションの設立はその翌年の1918年。

    日本電池は当初、初代島津源蔵が起こした島津製作所の蓄電池部門でした。島津製作所は教育用理化学機器や医療分野の機器装置製造からスタートした会社でしたが、1897年に京都帝国大学の注文で始めて鉛蓄電池をつくり、それの改良版が国産鉛蓄電池の第一号となりました。

    第一次世界大戦が勃発するとドイツからの蓄電池輸入が途絶えたため、三菱・大倉財閥や京都財界によって島津製作所の蓄電池工場は独立する事になり、1917年に日本電池株式会社(現・ジーエス・ユアサコーポレーション)が設立されました。ちなみに日本電池のブランド名で現社名にも使われているGSというのは、島津源蔵のイニシャルです。

    さて日本電池設立の翌年、湯浅蓄電池製造㈱が設立されました。創設者の湯浅七左衛門は、産業機械などを取り扱う大手専門商社ユアサ商事の前身である湯淺七左衛門商店(創業1666年=寛文6年)の第12代目です。そのためユアサ商事は湯浅蓄電池製造㈱(のちのユアサコーポレーション)と長年資本関係にありましたが、2004年の経営統合を機に両社の資本関係は解消されました。

    歴史のあるこの二社が切磋琢磨しながら日本の蓄電池の発展を支え、今に至っているのがGSユアサです。当社もGSユアサ社と共に、日本のエネルギーを支えていきたいと思っています。