アクセス解析 真空管①~エジソンが放置した大発見をフレミングが実用化~

真空管①~エジソンが放置した大発見をフレミングが実用化~

ラジオの真空管(出典:Wikipedeia)

真空管とは、その名の通り、内部を真空にして電極を封入した管球です。陰極から陽極に流れる電子流を制御することによって増幅、検波、整流、発振などを行うことができるため、半導体を使って同じことが実現できるようになるまでは、様々な電気製品になくてはならない重要な部品でした。

真空管の原理を最初に考案したのはエジソンですが、真空管の発明者とされているのはエジソンではありません。

エジソンは自分が発明した電球のガラスの内側が、時間と共に黒ずんでしまうことを改善したいと思い、色々調べているうちに、白熱電球の中に電極につないだ金属板を入れると、直接接していないのに、電球のフィラメントと金属板の間に電気が流れることを発見しました。これはのちに、エジソン効果と呼ばれる大発見だったのですが、エジソンは特許は取得したものの、それ以上研究を進めることはしませんでした。

このエジソン効果に大きな関心を寄せたのが、「フレミングの法則」で有名な、あのジョン・フレミング(イギリス)です。フレミングはエジソン効果には整流の働きもあることに着目し、エジソンから譲り受けた実験球をつかって研究を進めました。

フレミングの真空管の原型(出典:Wikipedeia)

その時期のフレミングは、電波を使った通信(当時は新技術)に関わっており、エジソン効果の整流作用が検波器(ラジオの受信機の一部)に活用できるのではないかと考えたのです。高周波から音声情報を取り出して電気信号に変えるためには、整流技術が不可欠だったからですが、

やがてフレミングは1904年に、整流器として機能する二極真空管を発明しました。フレミングの二極管はフレミングバルブとも呼ばれ、すぐさま鉱石検波器に取って代わりました。そしてそれは半導体が出現するまでの約50年間、大いに活用されました。

ちなみに「エジソン効果」は、トーマス・エジソンが発見した唯一の科学法則であると言われていますが、エジソンは発明家・起業家であり、科学者ではなかったため、科学的な発見よりも、初めて間もない発電事業のほうが重要だったのでは?というのが私の感想です。(つづく)

つづきはこちら→ 真空管②~最初の真空管は無線の検波が目的でした~




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