アクセス解析 職場の省エネ(見直し編)~③ボイラーの更新と補助金について~

職場の省エネ(見直し編)~③ボイラーの更新と補助金について~

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ミカドONLINE編集部です。当社 ミカド電装商事は、環境省よりエネルギーマネジメント診断機関として採択され、エネルギーコンサルティングサービスや省エネセミナーなども行っています。「職場の省エネ(見直し編)」の最終回は、ボイラーについて、当社の表(おもて)部長にお話を伺いました。

表 伸也(ミカド電装商事(株) 上席エネルギーコンサルタント)

「①ご用心!契約電力を毎月確認していますか?」
「②あなどれません!オフィス照明の省エネ」

そもそもボイラーとは?

ホテルのファンコイルユニット

編集部 「今日はボイラーについてです。ボイラーに関しては、個人的になかなか詳細まではイメージしにくいのですが・・・」
   「燃料を焚いてお湯を沸かしたり蒸気をつくる装置ですよね。昔は壁際に四角い暖房機があってスイッチを入れると風が出てきました。今も古い会議室や学校などではよく見かけます。あの装置にお湯を送っている設備がボイラーです。通常はファンコイルユニットと言いますが、床置きだけでなく、壁掛けタイプや天井に設置されているものもあります。配管にお湯を通してそこに風を当てて部屋を暖房する方式です。」
編集部 「暖房というとエアコンばかり想像してしまいますが?」
   「昔はセントラル空調といって、建物の一か所に設けられた装置から、各室に冷水や温水を送る方式の冷暖房が多かったんです。1フロアが300坪以上もあるような大規模なビルの場合は、個別空調では設備的に対応しきれませんし、費用の面でもそのほうが安く上がることもあって今でも採用されています。また、特別養護老人ホームなど、炊事やお風呂でお湯を一杯使う介護系の施設でも採用されています。ですが、今後は給湯器とエアコンの組み合わせが増えていくと思います。もちろん建物の規模や用途にもよりますが。」

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補助金活用は早めに計画的に動くこと

学校のボイラー室 (出典:学校が欲しくて買ったヒト♪

編集部 「ボイラーは燃料費が高いのですか?」
   「いや、むしろ、重油は安いです。けれど、CO2が一杯出るんですよ。なのでこれからは、ボイラーを入れ替えるのであれば重油から都市ガスや電気のボイラーに替えていくか、もし空調にしか使っていないというのなら、全部取り払って普通のパッケージエアコンを各部屋に入れていくとか、そういった流れになるのではないでしょうか。今のエアコンは高性能になっているので、そのほうが効率的に使えるようになります。例えば老人ホームでしたら、室温も個々にコントロールできますし、使っていないスペースは消すなどの小まめに調整も可能です。」
編集部 「そういえば、自分で温度を調整できない空調ってありますよね?」
   「ありますねぇ『それは守衛さんに言ってください』みたいな(笑)。あれが集中式なんです。設備の効率と言うのは古さ次第というところがありまして、古いのが一番効率悪いんです。ただ、簡単に更新と言いましても、介護施設さんなどの中には、経営が厳しいところも多いので、補助金の活用をお勧めしたいのですが、補助金は申請に時間がかりますし、交付に関しても100%確実とは言えないので、設備が老朽化してギリギリになる前から何回も申請するとか、計画的にとらえて頂いたほうがよいと思います。」
編集部 「補助金ってなんとなく確実性に欠ける印象があるのですが?」
   「世の中には多種多様な補助金があると思いますが、設備系の補助金の場合は「出るのが決定しました」となってから契約して進めないとダメなんです。最初に契約しちゃっている工事には補助金は使えないので、GOサインが出てからの開始になりますし、交付されないとわかったときには、その年の工事を見送るという結論も可能なわけです。結果を待つことができるんです。ですので、やはり早めの検討が大事なんですね。設備がギリギリでもう動いていないとかいうときは別ですけど、何事も早めに動くことが肝心です。」

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高効率ボイラーに交換して24%の燃料削減事例(出典:低炭素投資促進機構

編集部 「一番いいのは全部エアコンにしてしまうことなんですか?」
   「ところがそうもいかないんです。従来の設備をそのままそっくり新品に入れ替えるということなら簡単ですが、もし各室をエアコンにした場合は、部屋数が多いと工事費も高額になります。実際のところ、費用の面だけ考えれば、従来通り重油のボイラーに更新するのが一番手っ取り早いんです。工事費もそんなにかかりませんし、配管も当然そのまま使えます。ですが当社のようなCO2削減ポテンシャル診断機関としての観点から見ますと、CO2はさほど削減されませんし、補助金の対象にならない可能性もあります。もちろん、重油焚ボイラーは、そもそもが20~30年経過しているケースが多いので、交換するだけでも効率は上がるのですが、今後、重油のボイラーは製品の製造そのものがなくなるという話もありますので、将来性を考えると疑問が残ります。CO2の削減を目的に考えるのでしたら、燃料をガスや電気に切り替えたほうが効果的です。そのほうが配管も生かせますし、工事の範囲が狭くなるので費用も抑えられます。」

費用対効果が大きな課題

編集部 「CO2の削減率が高ければ補助金採択の可能性がアップしますか?」
   「それが、補助金というのは採択条件によって事情が異なります。具体的に言いますと、当社でやっているCO2削減ポテンシャル診断後に申請できる「低炭素機器導入事業」(環境省)の補助金は採択基準がCO2の削減率なんです。つまりその事業が今まで排出していたCO2を何パーセント削減できるかと言うことで、採択されるんですね。」
編集部 「削減率が一番大事なんですね?」
   「はい。一方、当社がある宮城県の補助金の場合は”費用対効果”が重要なんです。その場合は、CO2を多く削減できても、経費がかさむようなら採択の可能性は下がります。その辺を考えてご提案しながらお客様に貢献していきたいわけです。今期はほかにも、経済産業省の省エネプラットフォーム事業という補助金もありました。私はそちらにも専門家登録されているため、支援に携わった事業者様で照明LED化の診断書なども作成しました。」
編集部 「照明のLED化は通りやすいのですか?」
   「そのお客様のプランによります。採択基準が費用対効果の場合は、照明のLED化だけなら費用対効果が非常に高いので通りやすいのですが、それに空調設備なども加えてしまうと費用対効果が下がりますから、採択されにくくなってしまうんです。ですが、お客様によって、今一番更新したい設備は様々なんですよね。削減率にせよ費用対効果にせよ、補助金は割合の高い申請から順に採択していって、決められた予算が埋まった時点でそこで終わりですから、ライバルも多いんです。そんなときには、どこをどう変えればどんな数値が出るのか、最善の内容をいつも工夫して考えています。」
編集部 「ありがとうございます。今回はボイラーだけでなく、補助金のお話も伺うことができてとても参考になりました。当社でCO2削減ポテンシャル診断を受けたお客様がCO2を削減することで、経営環境も改善することができたら、本当にうれしいですよね。」

(ミカドONLINE編集部)

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