【雑学】電話とは全然関係がなかったスキーのテレマーク

    みかドン ミカどん今回の雑学コーナーは、沢田元一郎会長からのリクエストテーマ「テレマークってなに?」です。

     

    テレマークはノルウェーの県名なんです

    2018年平昌冬季オリンピックが終了しました。当社がある仙台出身の羽生選手の金メダルは、仙台駅構内のPVでもすごい歓喜と熱狂でした。

    さて、スキージャンプには飛型点という採点項目があり、飛距離が長くてもこれが悪いと減点されます。よく実況のアナウンサーが「テレマークもきれいに決まりました!」などと言っているのを耳にしますよね。「テレ」という言葉がつくので、私はすっかり電話や通信技術と関係のある言葉だと思っていたら、NO!NO!答えは全然違いました(汗)

    テレマークと言うのはノルウェーの地名で、正確にはテレマルク県を指す固有名詞です。テレは民族名でマルクは森を指すようですが、テレマルクは、今につながるスポーツやレジャーとしてのスキーが確立された地であり、近代スキーの父と言われるソンドレ・ノルハイムもこの地で生まれ、テレマークターンと言われる独特のターンや回転性のいいスキー板などを発案しました。

    スキージャンプのテレマークとは、「両スキーを前後にずらして片方のひざを折り、腰を落として着地すること」ですが、このスタイルで滑降・回転するテレマークスキーという滑り方も、現在は愛好者が少しずつ増えているとのこと。

    長い間、華やかなアルペンスタイルの陰に隠れて目立たなかったテレマークスキーですが、アルペンと違ってブーツの先だけをスキー板に固定するため、歩きや上りがある山岳スキーに向くそうです。けれど今では、従来の滑りに飽き足らなくなった大勢の熟練アルペンスキーヤーやスノーボーダーが流入して、ゲレンデにもテレマーカーの姿がよく見られるそうですよ。最近スキーが復活したという佐々木さん(当社編集部)、本当ですか?