【雑学】もみじを狩るってどういうこと?

    天高く馬肥ゆる秋、ですが今回はグッと上品にもみじ狩りのお話などいかがでしょうか。前々から、もみじを狩るって?…と不思議に思っていたのですが、調べてみたところ、平安貴族の方々が紅葉した木々をただ眺めるだけでなく、枝を折り取り手に取って楽しんでもいたらしく、そこから「狩る」という字があてられていたのだそうです。

    また、なぜもみじ等は紅葉するのか?と言う事なのですが、アブラムシが好まない、枯れた色を選んで、変色させているとの説もあります。

    紅葉狩りの名所は、日本中色々ありますが、東北も名所が多いですね。日本紅葉の名所100選(日本観光協会選)でも奥入瀬、八幡平、鳴子、田沢湖、蔵王、磐梯吾妻と東北六県すべて一カ所以上のランクイン!
    また、世界に目を向けるとアラスカ・デナリ公園(米国)、ローレンシャン高原(カナダ)・イシク・クル湖(キルギス)などがベスト3だとか。世界の紅葉に思いを馳せてみるのもまた趣があっていいですね。

    ◇雑学の雑学◇
    奈良の竜田川は古来紅葉の名所として知られ、川底に沈む紅葉の葉の美しさは和歌にもうたわれています。「立田揚げ」は、身が赤く揚がって油に沈む様子をそれに見立て、
    この名前がついたそうです。どうしても「馬肥ゆる」食欲の方に行ってしまいますね(笑)