【雑学】節分の豆まきはいつから?

    2月3日は、節分ですね。
    昔は「煎った大豆」を撒いていましたが、最近はあとで食べる時の衛生面を考えて「殻入り落花生」を撒くご家庭がほとんどではないでしょうか?
    この節分、元々は706年に大晦日の宮中行事として始まった「追儺(ついな)」を起源に持つとされていて、1447年にはもう「鬼は外 福は内」のかけ声が使われていた事が分かっています。 日本人はもう565年間も「鬼は?外」と言い続けていたんですね。

    なぜ豆をまくようになったかについては諸説ありますが、「魔を滅する」から語呂合わせで「魔滅(まめ)」が選ばれるようになったとも言われています(最初は桃の枝だったそうです)。ちなみに、「鬼」がつく名字や地名のご家庭では代々「鬼はうち」のかけ声で豆を撒いているところもあるとか。
    「九鬼水軍」で有名な大名家九鬼氏の領地(京都、兵庫の一部など)でも、殿様に配慮して「鬼はうち」と豆を撒くそうですよ。

    子供の頃は楽しかった「年の数」だけ豆を食べる習慣も、年を経る毎に難しくなってきたのは私だけでしょうか?

    雑学の雑学
    1、山形県の豆菓子メーカー「でん六」から販売される節分豆には、「赤塚不二夫の鬼の面」がついていますが、1971年から毎年デザインが違う事をご存知でしたか?
    故赤塚先生が倒れた2004年からは、「フジオプロ」があとを引き継ぎ制作していて、今年の面は「さくら鬼」だそうですよ。
    因みに1977年のみ、山上たつひこ作「がきデカ」のこまわり君なんですよ。