
リチウムイオン電池について
リチウムイオン電池とは・・・リチウムイオンがイオンのまま電池の正極と負極間を移動して電気エネルギーを発生させる電池。 エネルギーの大きなリチウムイオンを使用しているので小さくても大容量。さらに、物質の変化が少ないので寿命がかなり長い点が他の電池と比べて優れています。

リチウムイオン電池の優れているポイント

安全性について
POINT01 リチウムイオン電池構造・部材の対策
GSユアサのリチウムイオン電池は部材や構造で安全性を確保しているため、長期間安心してご使用いただけます。

POINT02 電池状態の監視・制御
リチウムイオン電池、電池を集合させたモジュール、さらにシステム全体の状態を監視・制御しています。

POINT03 試験による安全確認
GSユアサのリチウムイオン電池は、日本工業規格(JIS規格)や国際規格による安全性試験をクリアしています。
2006年以前の業界標準試験方法
【釘刺試験】
リチウムイオン電池には釘を貫通させ、電池が発火、破裂しないことを確認する試験。

リチウムイオン電池の安全性確認試験は以前は「釘刺し試験」という試験で安全性を確認しており、試験を合格した電池でも発火事故が多発していました…

現在のJIS試験方法
【強制内部短絡試験】
電池内部にL字ニッケル片を配置し、配置した部位を加圧して短絡を発生させ、電池が発火しないことを確認する試験。発火事故の大きな要因の一つであった混入異物による内部短絡を正確に模擬できることが利点。

現在、ノートパソコン等のポータブル用途ではこのJISに記載された「強制内部短絡試験」が電気用品安全法(※)にも引用され、これに合格した電池を皆様にご利用頂いています。
この結果、事故は激減しました。強制内部短絡試験は日本だけではなく、世界でも国際規格(IEC62133)で採用されています。
※電気用品安全法:電気用品による危険および障害の発生を防止を目的とする法律。
日本工業規格 JIS C 8715-2:2012
「産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム-第2部:安全性要求事項」
産業用リチウムイオン電池の安全性を確認する試験について制定された規格。

電池システム内の一つの単電池を熱暴走させ、他電池への熱連鎖による電池システム外への発火や破裂がないことを確認する試験。


厳しい試験や多くの実績をもつGSユアサのリチウムイオン電池だからこそ、高い性能や安全性が認められ、バッテリーでは唯一日本メーカーとして国際宇宙ステーションに採用されています。
製品ラインナップ


■最大24Cまで充放電が可能
■10,000サイクル以上の長寿命
■優れた低温特性(放電時-20℃から使用可能)
■冷却ファン付モジュールにもオプション対応
■主な用途
●無人搬送車(AGV)
●回生電力吸収(鉄道)
●ハイブリッドクレーン
●ディーゼルハイブリット車両


■最大6C放電、2.5C充電が可能
■さまざまな用途に導入可能
■優れた低温特性(-20℃から使用可能)
■冷却構造に優れたモジュール設計
■主な用途
●非常用電源
●電力貯蔵設備
●無人搬送車(AGV)
●EV建機
●電動フォークリフト
●鉄道車両


■既存の48V系鉛蓄電池システムから切替が容易
■N+1冗長システムに対応
■並列接続による蓄電池容量の増設が可能(最大32並列)
■EIA規格19インチラック対応(3U)
■主な用途
●通信基地局
●CATV
●鉄道通信
●無電化地域のバックアップ