単位の歴史(03)~ダイヤモンドの「カラット」は大きさではなく重さです~

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大きさと思っている方も多いと思いますが、ダイヤモンドのカラットは重さの単位です。1カラットは0.2グラム。これは1907年のメートル条約会議で統一されました。それまでは基準の異なる”カラット”が国や地域によって23種類もあったそうですよ。

カラットの語源はイナゴマメという豆に由来すると言われています。イナゴマメは地中海東部で古代から食用にされ、古代エジプトでも甘味料として用いられた歴史のある?植物で、新約聖書にも何度か登場するそうです。

そのイナゴマメの一粒一粒の重さがほぼ均一だったため、宝石の重さを計るのにちょうどよく、天秤ばかりの分銅としてつかわれたことに端を発し、ギリシヤ語でこの豆をキャラテイオン(keration)と言うことから、いなご豆1個=1カラットとなったと言われています。

一般的なブリリアントカットの場合は、1カラットの直径が6.6ミリだそうですが、ジュエリーは同じ重さでもカット次第で見た目の大きさが変わるので、単純に大きさとは紐づけできないようです。

ダイヤモンドの品質はカラットを含めた4Cと呼ばれる品質基準があり、

カラット(大きさ)
カット(輝き)
カラー(色)
クラリティー(透明度)

の4つを総合的に判断してグレードが決まります。

ですが、それだけではなく鑑定書の発行機関にも信頼性によるランク付けがあるため、どの機関が鑑定したものか?なども重要とのこと。

ちなみに、冒頭の写真は編集部のSが古物商の知人にもらった石の数々で、全部本物だそうですが、原則として価値はほとんどないそうです。アクセサリーを売るときの価値は「石ではなく金属のほうにある」というお話が衝撃的でした。

王妃のネックレスのレプリカ(Wikipedia)SONY DSC

王妃のネックレスのレプリカ(Wikipedia)

フランス革命でマリー・アントワネットが断頭台の露と消えるきっかけをつくったのは、大小540個のダイヤモンドからなる160万リーブル(金塊1トン分!)の首飾りをめぐる詐欺事件でしたが、マリー・アントワネットは単に名前を使われただけで本当は何の罪もありません。それでも民衆の気持ちを高ぶらせ、世論を炎上させてしまったのは、巨額の詐欺事件に王妃の名前が登場したことで、市民と王室の貧富の差が奇しくも浮き彫りになってしまったからと言われています。

私達にはなかなか手の出ないダイヤモンドですが、探っていけば様々な裏話がありそうです。私達はやはり、カラットならぬカラオケのほうで、ダイヤモンドを歌ってカラッとするのが一番いいのかも!!(笑)

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