メルマガ174号 エネルギーマネジメント中学入試問題クイズ(回答)「間違っている公害の説明」2021年 実践学園中学校(東京都)

    (このページは当社のメールマガジン ミカドONLINE にて連載している「中学入試に出たエネギーマネジメントの問題」の回答を掲載しているページです。)

     

    問題
    日本各地で起きた公害病の説明として誤っているものを、次の(ア)~(エ)より1つ選んで、記号で答えなさい。
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    (ア)熊本県の一部の地域では、工場から海に流された工業排水が原因で、手足がしびれる、目や耳が不自由になるなどの症状がでる人があらわれた。
    (イ)新潟県の阿賀野川流域で発生した新潟水俣病は、四大公害病の中でも、最も遅く発生した公害病である。
    (ウ)三重県の四日市市では、工場から空気中に排出されたガスが原因で、激しいぜんそくの症状があらわれた。
    (エ)富山県の渡良瀬川の下流で発生したとされるイタイイタイ病は、鉱山から川に流された水銀が原因であり、骨がもろく折れやすくなるなどの症状があらわれた。

    (実践学園中学校/東京都 2021年)

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    答えは ”エ” です。

    ①イタイイタイ病が発生したのは「富山県の渡良瀬川」ではなく富山県の神通川」です。(※渡良瀬川は富山県ではなく群馬と栃木の県境の山を水脈とする利根川水系の川です)
    ②原因は「鉱山から川に流された水銀」ではなく「鉱山から川に流されたカドミウム」でした。(※水銀を原因とする公害は水俣病、第2水俣病です)

    (問題出典:四谷大塚ドットコム中学入試過去問データベース)

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