【雑学】サンタクロースの衣装はなぜ赤い?

    来月24日はクリスマス・イブですね。
    我が家でも小さな子供達の行状が多少改まる、うれしい季節の到来です。
    そんな(一時的にでも)良い子のもとにトナカイのそりに乗ってやってくるのがサンタクロース。
    4世紀頃、現在のトルコに実在した聖ニコラスがそのモデルと言われています。
    聖(セント)ニコラスは貧しい家の煙突から金貨を投げ入れ、娘を身売りから救ったと言われています。
    その「セント・ニコラス」伝説が14世紀頃オランダに渡り「シンタクロース」として、彼の命日12月6日にお祭りが開かれるようになり、さらにその風習が17世紀頃アメリカに渡って現在の「サンタクロース」になったのだそうです。
    さて、そのサンタさん。白いひげと、赤い衣装がとても印象的です。
    元祖のシンタクロースの衣装も同じく赤なのですが、1800?1900年代初頭にアメリカで印刷されたクリスマスカードを調べると、白いひげは共通ですがサンタクロースの衣装は必ずしも赤だけでなく、緑、青、紫など様々なものをまとったサンタクロースがいたようです。
    そんなサンタさんの衣装の色が赤に統一されて行く事になる大きなきっかけが、1943年のコカコーラ社が制作した広告用看板でした。
    そこには、コカコーラ社のコーポレートカラーである赤い衣装をつけコーラを手に持ち「どこにでもいくよ」と呼びかけるサンタさんがいました。
    コカコーラが世界中に広まって行くと同時に、「サンタ=赤」というイメージが出来上がって行ったらしいんですね。
    ドイツ、イタリアやハイチには、悪い子を懲らしめる役のおじさんや魔女が、サンタさんと一緒に回ってくるそうですよ。
    季節柄ナマハゲみたいですね。

    雑学の雑学
    1、日本で初めてサンタクロースが現れたのは明治7年築地東京第一長老教会でのクリスマス。サンタに扮したのが元奉行所のお役人だった事もあり、かみしもに刀を差した侍スタイルだったそうです。また「北国の老爺 三太九郎(さんたくろう)」という絵本が発行された事もあるそうですよ。
    2、北欧グリーンランドには「国際サンタクロース協会」という団体があり、アジア人ではただ一人、ラテンミュージシャンのパラダイス・山元さんが公認サンタクロースになっています。