驚異のエネマネ新技術④ ~動きに驚愕!キモいロボット量産間近!~

「人」並みの動きをするロボットに驚き!

今回はエネルギーマネージメントから少し離れて、いくつかの動画をご紹介しながらキモいロボットについて書こうと思います。
皆さん、まず上の動画を再生して見てください。助走は確かにギクシャクしていますが、丸太をまたいだり段に飛び乗る動作は、まるで中に人間が入っているのではないか?と思われるほど、体のバランスを取る手足の動きが人間ぽいですよね。

これはボストン・ダイナミクスという会社が開発した「アトラス」という人型ロボットです。ボストン・ダイナミクスについては当社のメルマガ81号の「今月のメディアニュース」でも取り上げましたが、コメントをつけ加えるためにあれこれ情報を調べていたら、メルマガに掲載した犬型ロボットの動画よりも、自分はこちらのほうに驚いてしまったのでした。

81号でご紹介した犬型ロボットの動画は以下です。メルマガでは「かわいい」とコメントしている私ですが、ネット上では「キモい」という声も多いようです。ですが、3月の時点で380万アクセスだった数字が、いまは約660万アクセスまで増えていますので、技術系動画というよりは、エンターテインメントとして再生回数が伸びているのでしょう。

▼人間にどんな邪魔をされても一生懸命ドアを開けようとするロボットらしからぬ仕草は、確かに見ていて面白いものがあります。けれどこれを自律的に行っているのですから、大変高度な技術がつかわれていることも想像が付きます。ちなみにこの犬型ロボットの名前は「スポットミニ」と言います。

キモかわいい犬型ロボットの一般発売が決定!

さて、このキモかわいい「スポットミニ」くんですが、なんと先月(2019.05月)一般発売されることが発表されました。ボストン・ダイナミクス社の計画では、年間1000台が目標とのこと。誰が何のために購入するのかまったく予想がつきませんが、実は昨年の6月にこのロボットを活用する実証実験が竹中工務店とフジタで実施されました。建設業界では人手不足が深刻な課題となっていますが、それらを解決する糸口を探るのが目的で、両社とも今年の夏以降の導入を目指しているそうです。

▼竹中工務店で行われた実証実験の動画がこちら。建設中のビルの階段を上り下りしたり、現場をただ歩き回っているだけの動画なので、見ていてそれほど面白い感じはしませんが、それらの行動を自分で判断して行っているのですから、よく考えてみたらすごいですよね。というか、人間が建設現場の中をただ移動するだけでも、実はものすごく頭を使った行為なのだということに逆に気づかされます。

いまはソフトバンクの傘下に

これらのロボットを開発したボストン・ダイナミクスという会社ですが、実は元々アメリカの企業で、ロボットの開発も当初は軍事目的のものでした。足場の悪い湿地や草木の生える山の急斜面など、車輪走行が困難な場所でも荷物運搬などの自立作業ができるように設計され、これまでの動画をご覧の通り研究は一定の成果を収めましたが、「音が大きく部隊の位置がばれる」などの理由で、軍からは不採用となりました。

それらの評価試験がまだ続く中、同社はロボット事業に意欲的だったGoogle社に買収されました(2013)。しかし軍との契約が切れた事や、短期的な収益が見込めない事業だったため、Googleが同社をソフトバンクに売却し、現在のボストン・ダイナミクス社はソフトバンクグループの一員となっています。一説では軍事産業と関わったことによるイメージの悪化や世間の不安をGoogleが懸念したというウワサもありますが、真相はわかりません。

ネットを探しても、これらのロボット技術に対して今のところどんな活用が有効なのかまったく情報が見えてきませんが、ネットユーザーの間では、ソフトバンクのロボット「ペッパー」くんに「二本の足」ができることが期待されており、いずれにせよ、今後は平和な道を歩むことになりそうです。

でも実はこれらのロボット、稼働時間が意外に短いんです。複数ある種類のうち、24時間稼働を目指した「ビッグドッグ」(軍不採用)だけはガソリンですが、残りはすべてバッテリー駆動で、2016年発表の「スポットミニ」の場合、継続動作時間は約90分だそうです。

ソフトバンクは昨年、リチウム空気電池の実用化に向けて国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)と提携しましたが、エネルギー密度が従来のリチウムイオン電池の5倍と言われる次世代電池がもし完成したら、長時間動く「スポットミニ」が見られるかもしれません。

ということで、エネマネから離れつつも、最後にちょっとだけ電池の話をして今回は終わります(笑)

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